That’s asking too much.
2006年5月19日 ポエムDon’t hate me!
(わたしを嫌いにならないで!)
Don’t hate me!
(わたしを嫌いにならないで!)
Please! Don’t hate me!
(お願い!わたしのことをどうか嫌いにならないで!)
...Why?
(…どうして?)
You said before,"I hate her!"
(あなたは誰かを嫌いになるのに?)
(わたしを嫌いにならないで!)
Don’t hate me!
(わたしを嫌いにならないで!)
Please! Don’t hate me!
(お願い!わたしのことをどうか嫌いにならないで!)
...Why?
(…どうして?)
You said before,"I hate her!"
(あなたは誰かを嫌いになるのに?)
心にぽっかりと空いた穴
押さえつけた指の隙間から
溢れ出すのは
大事な 大事な
貴方との思い出
無様に腰を折り
祈りを捧げる狂信者ように 頭を大地に擦りつけ
裏返された昆虫のように 手足を動かしそれらを掻き込むも
それらはもう返らず
流れ落ち 大地へと染み込んでいく
嘆き 大地に落とした涙とともに
私の体も崩れ落ち…
思い出の中で貴方とひとつになれるのだろうか?
押さえつけた指の隙間から
溢れ出すのは
大事な 大事な
貴方との思い出
無様に腰を折り
祈りを捧げる狂信者ように 頭を大地に擦りつけ
裏返された昆虫のように 手足を動かしそれらを掻き込むも
それらはもう返らず
流れ落ち 大地へと染み込んでいく
嘆き 大地に落とした涙とともに
私の体も崩れ落ち…
思い出の中で貴方とひとつになれるのだろうか?
緩やかに風が通り抜ける丘
流れる雲 揺れる花
唄うように 祈るように
持ち上げられた腕
その指先
灰となり 風に舞う
塵となり 消え行く
見つめる眼(まなこ)
まるで人形のよう
冷たくて
でもそれでいて…
閉じられた眼
運命を悟ったかのように
静かに
もう 開かれることはなく
すべては灰に
すべては塵に
すべては風の中に
流れる雲 揺れる花
唄うように 祈るように
持ち上げられた腕
その指先
灰となり 風に舞う
塵となり 消え行く
見つめる眼(まなこ)
まるで人形のよう
冷たくて
でもそれでいて…
閉じられた眼
運命を悟ったかのように
静かに
もう 開かれることはなく
すべては灰に
すべては塵に
すべては風の中に
Falling Gazer
2006年3月15日 ポエム欲望に塗れた腕が 少女を鎖に繋ごうとも
無法者のつむじ風が 老婆を押し倒そうとも
正義を掲げた銃剣が 母子を引き剥がそうとも
わたしはただ
絶望を嘆き 歌うだけ
荒れ狂う波が 今まさに
わたしを飲み込まんとしても
わたしはただ
運命を嘆き 歌うだけ
無法者のつむじ風が 老婆を押し倒そうとも
正義を掲げた銃剣が 母子を引き剥がそうとも
わたしはただ
絶望を嘆き 歌うだけ
荒れ狂う波が 今まさに
わたしを飲み込まんとしても
わたしはただ
運命を嘆き 歌うだけ
夕闇に捧げるレクイエム
2006年3月7日 ポエム蒼き高みは 地平線より血に染まり
やがて 闇に堕つ
死にゆく時間へ
ほんのわずかな真紅の祝福を
死にゆく瞬間が
もっとも美しい
死にゆく者へ
安らかなる旅路を
落日の丘に
我は祈りを捧げん
やがて 闇に堕つ
死にゆく時間へ
ほんのわずかな真紅の祝福を
死にゆく瞬間が
もっとも美しい
死にゆく者へ
安らかなる旅路を
落日の丘に
我は祈りを捧げん
光の届かない ビルの谷間で
歌姫が 声を嗄らして歌うのは
叶うはずもない夢ばかり
ダイヤのように 輝く窓辺で
恋人達が 目を腫らして語るのは
実現しない理想ばかり
誰もがみんな 何も見ない振り
紅い薔薇で 自分の周りに円を描く
その香りに包まれて
まどろみの中
素敵な夢を視ればいい
薔薇が枯れたら
あなたも同じ
腐臭とともに 朽ちてゆくのだから
歌姫が 声を嗄らして歌うのは
叶うはずもない夢ばかり
ダイヤのように 輝く窓辺で
恋人達が 目を腫らして語るのは
実現しない理想ばかり
誰もがみんな 何も見ない振り
紅い薔薇で 自分の周りに円を描く
その香りに包まれて
まどろみの中
素敵な夢を視ればいい
薔薇が枯れたら
あなたも同じ
腐臭とともに 朽ちてゆくのだから
A Selection in the Dark
2006年2月11日 ポエム暗き闇の中
手を伸ばし 掴んだのは
それは わたしにとっての最善か
それは 幻か
両手を重ね 胸へと引き寄せた そのときに
はたと砕け散るのか
それは 災厄か
握り締めた手のひらを
それは焔となり 焼き尽くすのか
暗き闇の中
俯いたわたしの顔
誰も 見ることはできない
手を伸ばし 掴んだのは
それは わたしにとっての最善か
それは 幻か
両手を重ね 胸へと引き寄せた そのときに
はたと砕け散るのか
それは 災厄か
握り締めた手のひらを
それは焔となり 焼き尽くすのか
暗き闇の中
俯いたわたしの顔
誰も 見ることはできない
傷つかないように
わたしを守るために
いろんなウソを作ってきたけど
最後の最後に作ったのは
自分自身についたウソ
とたん
ウソは真実となり
わたしの心を蝕んだ
もう何が真実なのか わからない
本当の感情はどれ?
ありもしない刃に わたしは怯えているの?
この哀しみは ウソではないの?
夢が壊れていく
現実的な色味を帯びて
眠りにつくことも許されない
いや 許されていないのは目覚めか
寝ながらに 夢の中に
幻に恐怖し 絶望しながら
罪人のように
ゆらり ゆらりと
ありもしない大地を踏みしめ
歩いていく
わたしを守るために
いろんなウソを作ってきたけど
最後の最後に作ったのは
自分自身についたウソ
とたん
ウソは真実となり
わたしの心を蝕んだ
もう何が真実なのか わからない
本当の感情はどれ?
ありもしない刃に わたしは怯えているの?
この哀しみは ウソではないの?
夢が壊れていく
現実的な色味を帯びて
眠りにつくことも許されない
いや 許されていないのは目覚めか
寝ながらに 夢の中に
幻に恐怖し 絶望しながら
罪人のように
ゆらり ゆらりと
ありもしない大地を踏みしめ
歩いていく
スープのように眠る夢
2005年12月14日 ポエムまどろみの中
あなたを包むわたしの腕
ぎゅーっと力を込めるのは
あなたと溶けて
ひとつになりたいから
どんなに強く
抱きしめても
足りない
足りない
もっとあなたの中まで
入りたい
あなたのお腹を裂いて
わたしの頭をうずめたのなら
それで満足できるのかしら
あなたを包むわたしの腕
ぎゅーっと力を込めるのは
あなたと溶けて
ひとつになりたいから
どんなに強く
抱きしめても
足りない
足りない
もっとあなたの中まで
入りたい
あなたのお腹を裂いて
わたしの頭をうずめたのなら
それで満足できるのかしら
肉体は乗り物
タマシイの最終目的地へと向かう
焦って下を覗いてはダメ
そこは無限の闇
そこに安息などない
肉体はゆりかご
タマシイを眠りへといざなう
焦って目を閉じてはダメ
それは無明の光
そこに安息などない
タマシイの最終目的地へと向かう
焦って下を覗いてはダメ
そこは無限の闇
そこに安息などない
肉体はゆりかご
タマシイを眠りへといざなう
焦って目を閉じてはダメ
それは無明の光
そこに安息などない
薄暗い世界が
僕の足元さえぼんやりさせる
あの雲の向こうに太陽があるなんて
どうして信じられようか
太陽は雲の向こうで密かに死んだ
雲が晴れたそのときに
人類は天を仰いで絶望するんだ
黒塗りの空の下
僕たちはもう生きてはいけない
誰もが気づいていないだけ
黒塗りの空の下
僕は先に眠るけど
僕の墓標を照らす光はなかった
僕の足元さえぼんやりさせる
あの雲の向こうに太陽があるなんて
どうして信じられようか
太陽は雲の向こうで密かに死んだ
雲が晴れたそのときに
人類は天を仰いで絶望するんだ
黒塗りの空の下
僕たちはもう生きてはいけない
誰もが気づいていないだけ
黒塗りの空の下
僕は先に眠るけど
僕の墓標を照らす光はなかった
暖かい風が 羽根を支える
木漏れ日のダイヤが 輝く中を
七色のりんぷん ふりまいて
甘い蜜だけ すすりましょう
冷たい風が まつげをくすぐる
草木が枯れて 蜜が尽きたら
褪せた羽根を片付けて
土のベッドで 眠りましょう
木漏れ日のダイヤが 輝く中を
七色のりんぷん ふりまいて
甘い蜜だけ すすりましょう
冷たい風が まつげをくすぐる
草木が枯れて 蜜が尽きたら
褪せた羽根を片付けて
土のベッドで 眠りましょう
滅びの道を歩むもの
それはサダメと俯いて
囚人のように重い足を引きずり進む
時の流れに従うままに
傲慢なる戦士は
その前へと立ちふさがり
転がり落ちる運命すら 止めようというのか
力みなぎるその眼光
前を見据え 映るは暗黒
飲み込まれ 消えた
慈悲深き僧侶は
戦士がため 墓を建て
かの人の持つ悲しきサダメとともに 祈りを捧げる
その先にある暗黒からは 眼を逸らしつつ
それはサダメと俯いて
囚人のように重い足を引きずり進む
時の流れに従うままに
傲慢なる戦士は
その前へと立ちふさがり
転がり落ちる運命すら 止めようというのか
力みなぎるその眼光
前を見据え 映るは暗黒
飲み込まれ 消えた
慈悲深き僧侶は
戦士がため 墓を建て
かの人の持つ悲しきサダメとともに 祈りを捧げる
その先にある暗黒からは 眼を逸らしつつ
unknown;unrest
2005年9月20日 ポエム冷淡なあなたの気持ちが
死の向こう側が
暗闇の果てが
わからないから、怖い
未知への不安を埋めるため
僕らは知識を蓄える
けれど 全てを知るには
記憶装置の容量と
情報収集の時間が 足りず
結局は不安に苛まれたままに
死を以っての解放を待つのみ
死の向こう側が
暗闇の果てが
わからないから、怖い
未知への不安を埋めるため
僕らは知識を蓄える
けれど 全てを知るには
記憶装置の容量と
情報収集の時間が 足りず
結局は不安に苛まれたままに
死を以っての解放を待つのみ
幸せな瞬間
そのまま時間が止まってしまえばいいのに
たくさんの人は望むけれど
時間が止まる気配は 一向にやって来ず
それならむしろ
もっと速く時間が進んで
こんな世界から早く消えてしまいたい
そう思うのでした
そのまま時間が止まってしまえばいいのに
たくさんの人は望むけれど
時間が止まる気配は 一向にやって来ず
それならむしろ
もっと速く時間が進んで
こんな世界から早く消えてしまいたい
そう思うのでした