愛のすべて:Rewrite
2007年12月31日 ポエム本能を忘れた人間たちが
命をつなぎとめるために
構築されたそのシステム
崇高なる思想
甘美なる幻想
模範たる志向
生きることのすべて
すべての価値は愛の下
肯定される
狂奔する歯車
乱舞する銀糸
肉迫する歯牙
紅い紅い炎をたたえ
鋼鉄の動力炉が君を
灼き尽くしてくれよう
命をつなぎとめるために
構築されたそのシステム
崇高なる思想
甘美なる幻想
模範たる志向
生きることのすべて
すべての価値は愛の下
肯定される
狂奔する歯車
乱舞する銀糸
肉迫する歯牙
紅い紅い炎をたたえ
鋼鉄の動力炉が君を
灼き尽くしてくれよう
過去
悩み
渦巻いて
拡がっていく
私
同じ質量と
熱量が
人の数だけ
存在している
私にとってのあなたは
あなたにとっての私
それが理解できなくて
私だけの世界で
あなたはただの
登場人物でいい
悩み
渦巻いて
拡がっていく
私
同じ質量と
熱量が
人の数だけ
存在している
私にとってのあなたは
あなたにとっての私
それが理解できなくて
私だけの世界で
あなたはただの
登場人物でいい
わたしの証明−その手段
内省
拒み続ける
思い出せない
わたしの影
わたしの肖像
おぼろな輪郭線
かすれた色
わたしの証明−その手段
他人の証言
他人が描き足す輪郭
他人が塗り足す色
気に入らなくて
キャンパスを破る
わたしの証明−その手段
無からの創造
キャンパスもないのに?
内省
拒み続ける
思い出せない
わたしの影
わたしの肖像
おぼろな輪郭線
かすれた色
わたしの証明−その手段
他人の証言
他人が描き足す輪郭
他人が塗り足す色
気に入らなくて
キャンパスを破る
わたしの証明−その手段
無からの創造
キャンパスもないのに?
暗い闇の中でひとり
木々の間から わずかに差し込む 光の模様に
夢の世界の輪郭をなぞり 遊んでた
翼の生えた猫
虹色の鉱石
王子様の指
無限に浮かび 拡がっていく 空想遊び
わたしは幸せでした
突如
打ち消されたわたしの夢たち
まばゆい光
眼を凝らして 振り返ると
太陽に灼けた 赤銅色の腕が わたしを誘う
「お友達になりましょう」
夢の続きを踏みにじられた 怒りよりも
ただ恐怖だけが わたしの心を突き動かして
恐る恐る
わたしはその掌に 自分の指を絡めました
ただ 光
銀色の世界
初めて見る景色
太陽は眩しくて ちりちりと肌を灼いて
暑くて ゆらゆらとしてて
掴んでいた 指の先が
力無く 抜け落ちた
眩暈 息切れ
熱い吐息がまとわりついて
余計に世界を歪ませる
もう歩けない
赤銅色の腕は 差し出されなかった
代わりに 訊かれた
悪意もなく ただ 純粋に
「どうしてついてきたの?」
木々の間から わずかに差し込む 光の模様に
夢の世界の輪郭をなぞり 遊んでた
翼の生えた猫
虹色の鉱石
王子様の指
無限に浮かび 拡がっていく 空想遊び
わたしは幸せでした
突如
打ち消されたわたしの夢たち
まばゆい光
眼を凝らして 振り返ると
太陽に灼けた 赤銅色の腕が わたしを誘う
「お友達になりましょう」
夢の続きを踏みにじられた 怒りよりも
ただ恐怖だけが わたしの心を突き動かして
恐る恐る
わたしはその掌に 自分の指を絡めました
ただ 光
銀色の世界
初めて見る景色
太陽は眩しくて ちりちりと肌を灼いて
暑くて ゆらゆらとしてて
掴んでいた 指の先が
力無く 抜け落ちた
眩暈 息切れ
熱い吐息がまとわりついて
余計に世界を歪ませる
もう歩けない
赤銅色の腕は 差し出されなかった
代わりに 訊かれた
悪意もなく ただ 純粋に
「どうしてついてきたの?」
縋(すが)る腕は空を切って
救いの手はすでに遠く
愛を語った唇は
憎しみをぶちまけ
何もかもか
流動的で
確かなものなんて
ひとつもなくて
信じたもの
信ずべきもの
明日には
裏切られる
救いの手はすでに遠く
愛を語った唇は
憎しみをぶちまけ
何もかもか
流動的で
確かなものなんて
ひとつもなくて
信じたもの
信ずべきもの
明日には
裏切られる
夢が光り輝く星だとするならば
私の見上げる空には
数えるほどしか星はない
年を重ねる度
いつの間にか
星は潰(つい)えた
暗い 暗い
足下さえもおぼつかない
新しい一歩なんてもう踏み出せるものか
私はただうずくまる
真の暗闇の来訪を
ただ待ちながら
私の見上げる空には
数えるほどしか星はない
年を重ねる度
いつの間にか
星は潰(つい)えた
暗い 暗い
足下さえもおぼつかない
新しい一歩なんてもう踏み出せるものか
私はただうずくまる
真の暗闇の来訪を
ただ待ちながら
本当は僕は
あなたになりたかった
でも僕は
あなたになれない
憧れは憧れにすぎない
あなたのそばにいたい
でも それは叶わない夢の
代わりにすぎない
あなたのそばで
あなたの見ているものを見たい
けれど 同じ風景も
あなたと私の瞳の中では
違う色をしているのでしょうね
あなたのそばで
あなたの真似をしてみても
違いばかりが際だつだけで
余計虚しくなる
ああ
あなたになりたい
あなたになりたい
叶わない願いと
日々増大する想い
この苦しみは
永遠に続くのでしょうか
あなたになりたかった
でも僕は
あなたになれない
憧れは憧れにすぎない
あなたのそばにいたい
でも それは叶わない夢の
代わりにすぎない
あなたのそばで
あなたの見ているものを見たい
けれど 同じ風景も
あなたと私の瞳の中では
違う色をしているのでしょうね
あなたのそばで
あなたの真似をしてみても
違いばかりが際だつだけで
余計虚しくなる
ああ
あなたになりたい
あなたになりたい
叶わない願いと
日々増大する想い
この苦しみは
永遠に続くのでしょうか
妄想とか
嫉妬とか
狂気に駆られ
狂気のままに
凶行に至る
狂人と呼ばれる
恐怖の対象こそ
我らに遺された
最期の力が
正常に機能した
瞬間であるのかも
しれない
嫉妬とか
狂気に駆られ
狂気のままに
凶行に至る
狂人と呼ばれる
恐怖の対象こそ
我らに遺された
最期の力が
正常に機能した
瞬間であるのかも
しれない
どうして生きるのか
思い通りにならない世界で
それでも闘い続けて
例え願いが叶ったとしても
最後に訪れるのは絶対的な死
すべてが消えてしまうのに
人生は一瞬で
ある人はそれを花火に例えて
どうせ散るなら精一杯輝いて
見る者すべてを感動させるくらい
きれいな花を咲かせたいと言う
だけど何千万人を感動させたとしても
その人たちもいずれ死んでいく
あなたが人生を懸けて創りあげた記憶とともに
その記憶が
親から子へと伝えられていったとしても
その子もいずれ死に
遠い未来にはすべての人間が死に絶えるだろう
そしてこの星や宇宙そのものも
すべてはいずれ消える
私の苦しみ 私の努力 私の名誉
私の生きた証
すべてを連れて すべては消える
どうして生きているのだ
私は
思い通りにならない世界で
それでも闘い続けて
例え願いが叶ったとしても
最後に訪れるのは絶対的な死
すべてが消えてしまうのに
人生は一瞬で
ある人はそれを花火に例えて
どうせ散るなら精一杯輝いて
見る者すべてを感動させるくらい
きれいな花を咲かせたいと言う
だけど何千万人を感動させたとしても
その人たちもいずれ死んでいく
あなたが人生を懸けて創りあげた記憶とともに
その記憶が
親から子へと伝えられていったとしても
その子もいずれ死に
遠い未来にはすべての人間が死に絶えるだろう
そしてこの星や宇宙そのものも
すべてはいずれ消える
私の苦しみ 私の努力 私の名誉
私の生きた証
すべてを連れて すべては消える
どうして生きているのだ
私は
自演のトラジェディー
2007年6月7日 ポエム壊したい
そうして
壊れた破片を手に取り
その運命を嘆きたい
私が与えた不幸を
哀しみたい
私がはじまりで
私がおわり
私だけが廻す世界で
思いきり泣きたい
他人の与える不幸は
哀しすぎるから
そうして
壊れた破片を手に取り
その運命を嘆きたい
私が与えた不幸を
哀しみたい
私がはじまりで
私がおわり
私だけが廻す世界で
思いきり泣きたい
他人の与える不幸は
哀しすぎるから
届きますか?
わたしの声が
張り裂けるくらい
喉を引き絞る
唇は震えて
吐息が妙に温かくて
届きますか?
わたしの声が
世界が歪む
もう前は見えない
まぶたをきつく閉じる
涙が妙に温かくて
声は届かない
空気の振動は遮断されて
わたしはひとりきり
わたしを包むのは
わたしだけ
もう 温かくない
わたしの声が
張り裂けるくらい
喉を引き絞る
唇は震えて
吐息が妙に温かくて
届きますか?
わたしの声が
世界が歪む
もう前は見えない
まぶたをきつく閉じる
涙が妙に温かくて
声は届かない
空気の振動は遮断されて
わたしはひとりきり
わたしを包むのは
わたしだけ
もう 温かくない
個を消せ
我を消せ
世界と我とを隔てる壁など幻想と知れ
我は世界をたゆたう無限のうちの1つと知れ
腹を捌け
臓腑を取り出せ
我も醜きただの肉塊と知れ
与えられた魂など幻想と知れ
痛みも
愛も
憎しみも
有することは無意味
存在の証明は未完のまま
すべては幻想であると知れ
我を消せ
世界と我とを隔てる壁など幻想と知れ
我は世界をたゆたう無限のうちの1つと知れ
腹を捌け
臓腑を取り出せ
我も醜きただの肉塊と知れ
与えられた魂など幻想と知れ
痛みも
愛も
憎しみも
有することは無意味
存在の証明は未完のまま
すべては幻想であると知れ
運命は流転する
2007年4月25日開いたボクの
手のひらの中
輝いていたもの
跡形もなく消え去って
手のひらさえも
ボクのモノ?
指先から崩れて
溶け落ちる
記憶の消滅
承認の棄却
存在の否定
ボクははじめから
存在していなかった
でもこの苦しみは
誰のモノ?
手のひらの中
輝いていたもの
跡形もなく消え去って
手のひらさえも
ボクのモノ?
指先から崩れて
溶け落ちる
記憶の消滅
承認の棄却
存在の否定
ボクははじめから
存在していなかった
でもこの苦しみは
誰のモノ?
暗い部屋の片隅で
手首の包帯を口に押し込んで
それでも
そこから漏れる
溢れてくる
すすり泣く声が
わたしの声が
ナイフのように
わたしの胸へ突き刺さる
手首の包帯を口に押し込んで
それでも
そこから漏れる
溢れてくる
すすり泣く声が
わたしの声が
ナイフのように
わたしの胸へ突き刺さる
振り返れば汚れがそこにあった
幾重にも塗り重ねた…はずの
嘘の壁の向こうに透ける黒いシミは
増殖を繰り返し面積と深度を増した…ように
離れた…はず
わたしとの間隔を無視して
大きく口を開ける…ように
わたしに迫る…迫る!
幾重にも塗り重ねた…はずの
嘘の壁の向こうに透ける黒いシミは
増殖を繰り返し面積と深度を増した…ように
離れた…はず
わたしとの間隔を無視して
大きく口を開ける…ように
わたしに迫る…迫る!
(…人生はジグソーパズルのように。)
充たされないボクら
それは心にスキマがあるから
充たされたいボクら
スキマを埋めるピースを探す
充たされないボクら
空白を飾る欠片の色 思い描きながら
充たされたいボクら
理想に適うピースを探す
…たけどボクは気づいたんだ。
…心のスキマは埋められないんだ。
…ピースはあまりに少なくて。
…スキマはあまりに大きくて。
…一生懸けても完成しないジグソーパズル。
…どうしよう?
…ココデオワリニシヨウカ?
充たされないボクら
それは心にスキマがあるから
充たされたいボクら
スキマを埋めるピースを探す
充たされないボクら
空白を飾る欠片の色 思い描きながら
充たされたいボクら
理想に適うピースを探す
…たけどボクは気づいたんだ。
…心のスキマは埋められないんだ。
…ピースはあまりに少なくて。
…スキマはあまりに大きくて。
…一生懸けても完成しないジグソーパズル。
…どうしよう?
…ココデオワリニシヨウカ?
高度8000メートル
高い高い綱渡り
踊るように駆け抜けましょう
直径20ミリ
細い細い綱渡り
廻るように駆け抜けましょう
高い高い 下を見たって
長い長い 先を見たって
現状は同じ
それならいっそ
目を閉じて
妄想の中を駆け抜けましょう
見えた見えた
私だけの天国
辿り着くには この先真っ直ぐ?
それとも 真下に急降下?
高い高い綱渡り
踊るように駆け抜けましょう
直径20ミリ
細い細い綱渡り
廻るように駆け抜けましょう
高い高い 下を見たって
長い長い 先を見たって
現状は同じ
それならいっそ
目を閉じて
妄想の中を駆け抜けましょう
見えた見えた
私だけの天国
辿り着くには この先真っ直ぐ?
それとも 真下に急降下?