雲の都

2005年11月16日 ポエム
薄暗い世界が 
僕の足元さえぼんやりさせる 

あの雲の向こうに太陽があるなんて 
どうして信じられようか 

太陽は雲の向こうで密かに死んだ 
雲が晴れたそのときに 
人類は天を仰いで絶望するんだ 

黒塗りの空の下 
僕たちはもう生きてはいけない 
誰もが気づいていないだけ 

黒塗りの空の下 
僕は先に眠るけど 
僕の墓標を照らす光はなかった

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